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 ショパンコンクール2021 : 入賞者と演奏 2021/10/21up 

10/21(木) 情報を得た。Yoy Tube で入賞者8人(2位と4位が二人ずつ)の演奏が視聴できることを知り、ありがた~い!

10/21(木) 情報を得た。Yoy Tube で入賞者8人(2位と4位が二人ずつ)の演奏が視聴できることを知り、ありがた~い!

注目していた角野隼斗は3次予選進出までで、本選に進めず!一方、反田恭平は案の定上位入賞(2位:内田光子以来、日本人の最高位)で、6年前に続き2回目の小林愛実は4位!

しばしの期間、入賞者と演奏を楽しみます。

物議を醸してきた個性派審査員たちと審査の舞台裏]は、さもありなん・・・。

「過去のコンクールでもっとも物議をかもしたのは、1980年のポゴレリチ・・・圧倒的な実力をもちながら2次予選で敗退したのは、彼のマズルカに極端に低い点をつける審査員がいたから・・・25点満点で採点し、優勝したダン・タイ・ソンは平均22点ぐらいだったが、イーヴォ・ポゴレリチには2点とか3点しかつけない審査員もいたように記憶・・・解釈は多少変わっていても、すべての音を見事に弾いているのだから、この点数はありえない。アルゲリッチが怒って審査員を降りてしまった・・・」

「・・・古楽器とモダンの専門家が半数ずつ審査した2018年ピリオド楽器のコンクール。2位入賞した川口成彦によれば、審査員による公開講座の際、同じ譜面で解釈が真っ二つに分かれたという。バロックのスタイルでは左手と右手を微妙にずらすものだが、モダンの審査員はずれるのが嫌い。・・・『弟子から見たショパン』という本・・・を読めば、ショパンが絶えず装飾を変えて弾き、生徒の譜面にもヴァリアントを書きつけたことがわかる。しかるに、2015年の予備予選で、ある出場者がオリジナルの装飾を加えて「ノクターン」を弾いたところ、審査員席はパニックに陥って・・・」

「ピリオド楽器のコンクールでは、第1次予選から楽譜にない装飾を加えたり、プレリューディング Preludng といって曲の前に即興的な走句を加えたり(1930年代までは慣例だった)、曲の間をアインガング Eingang でつなぐ演奏が相次ぎ、審査員の間で申し合わせが行われた・・・」

「ショパン・・・、リストやシューマンとは一線を画し、書法もスタイルも思想も18世紀バロックに近かった作曲家・・・
  付点を入れるタイミングも装飾音のつけ方も、18世紀的に解釈するか19世紀寄りかで変わってくる。」

全く偶然知った角野隼斗:少しずつ聴く機会があったが、とくに、朝5時からのNHK Bs Premium で放映(・録画)した彼のリサイタル、一曲目のベートーヴェン[ワルトシュタイン]を聴いて、かつ、合間の彼の言葉を聞いて、作曲が出来て、即興にも強く、かつ、遊び心もあり(ショパンの「子犬のワルツ」をもじって、実家の太っているが機敏性もある猫を題材とした「大猫のワルツ」を聴いた時点で、ショパンコンクールで本選に残れなかった訳の一端が分かった!天才である角野隼斗を評価しきれなかった審査員がいた!!

 一方、ポーランドの音楽大学等に籍を置いて研修し続けたピアニストは”卒なく上位入賞”・・・!とも。 '21/10/21記 

小生評価では、今後の可能性を含めて、彼の感性からして、ファイナリスト並(以上)!~ がしかし、きっと審査員の中に低い評価をした方がおられたのだろうとみました(診ました)。[かつての・今や伝説のイーヴォ・ポゴレリッチのように・・・(過剰評価?)]で、彼の活躍も、反田恭平さんと共に、見守り、機会があれば聴き(に出かけ)ます。

 と、FB 仲間に書いて送信してシマッタ! MLB、プロ野球のスカウトのような感覚で、将来性を評価するか否かの観点です。わが彼女には4位の早熟の日本人女性は、(大脳年齢は40歳台並で、)伸びしろが小さい(:4位で若い女性ゆえに?とくに、国内では協奏曲のソリストやリサイタルは続こうが・・・)とも話してシマッタ!

 10年(・20年)後 が楽しみです。  '21/10/22記 [ 私事、81歳(・91歳)余!]

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